所蔵作品

  • 中国明時代末期から清時代初期(17世紀)に、景徳鎮の民窯で造られた焼き物である。古くより「古染付」と呼びならわし、茶人や数寄者により賞玩されてきた。茶の湯で使用される器で、日本からの注文により造られた日本人好みの器である。懐石で肴を盛る器として使用されるもので、膳の向こうに置かれることから「向付」と呼ばれる。琵琶をモチーフとした型作りの器である。大らかな造形と飄逸な絵付け、口縁部の釉薬の剥がれである「虫喰い」などが特徴で、それらは古染付の見所とされるものである。

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H-128

染付琵琶向付

ソメツケビワムコウヅケ


制作年:17C.
サイズ:各長19.7~8 幅9.8~10.0 高4.4㎝
技 法:染付・色絵
材 質:磁器
形 状: