特別企画展
2025.11/22(土)~2026.1/12(月)
大どろぼうの家
© Maiko Dake © Shinsuke Yoshitake © Thienemann-Esslinger Verlag GmbH © Tomi Ungerer Estate and Diogenes Verlag AG, Zurich
開催概要
| 会期 |
令和7年11月22日(土)~令和8年1月12日(月・祝) 休館日:11月25日(火)、12月1日(月)、8日(月)、15日(月)、22日(月)、30日(火)~1月1日(元旦) |
|---|---|
| 開催時間 |
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) ※11月22日は午前10時~ |
| 観覧料 |
◎前売券(10/4-11/21の間販売):一般1,200円 【前売券販売所】福井県立美術館ミュージアムショップ(開館日のみ)、勝木書店(Super KaBoSプラスゲオ 二の宮本店、SuperKaBoS大和田店) 【コンビニ】ローソン、ミニストップ店内にあるLoppi(ロッピー)端末(Lコード:53950)にて操作し、発券してください。 ◎当日券(会期中、展覧会場の発券売場にて販売、現金のみ):一般1,400円、高校生900円、中小生600円 |
| 会場 | 福井県立美術館 |
| 主催 | 大どろぼうの家展実行委員会(福井県立美術館、FBC) |
| 後援 | 福井新聞社、月刊URALA |
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ワークショップ 協力 |
福井県立美術館ボランティアの会 |
| お問い合わせ先 |
福井県立美術館 0776-25-0452 |
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大どろぼうとは一体だれなのか!
来場者が主役になる、没入型エンターテイメントの展覧会
許されざる罪人でありながらも、古今東西の物語に数多く描かれてきた「どろぼう」。超人的な能力者として、謎めいたヒーローとして、時にはおっちょこちょいで親しみのある存在として、人はどろぼうに憧れ、惹かれてしまうのはなぜでしょう。
本展は、最後の盗みに出て留守中の、かの有名な「大どろぼう」の家に来場者が忍び込むという設定で構成した、来場者が主役の展覧会です。回廊、応接間、隠し部屋など8つの部屋に分けられた展示室には、どろぼうの肖像画や変装道具、さらには著名作家たちの美術品のほか、星、靴下など謎が謎を呼ぶコレクションが並びます。来場者は、無事に大どろぼうの家から抜け出て、この家に住む大どろぼうの正体を突き止めることができるでしょうか。
映像作家の新井風愉、イラストレーターの伊野孝行、同じくイラストレーターの嶽まいこ、編曲家・ピアニストの谷川賢作、ブックディレクターの幅允孝、建築家の張替那麻、アートディレクターの名久井直子、絵本作家のヨシタケシンスケら各ジャンルの豪華なキャストが贈る、どろぼうや人間の不思議さ、おもしろさを新しい没入体験と共に楽しめる展覧会です。
みどころ
①福井県立美術館が大どろぼうの家になる!
②展覧会を作る豪華キャスト
③ 4冊の関連書籍と、オリジナルグッズをミュージアムショップで販売
みどころ①福井県立美術館が大どろぼうの家になる!
「大どろぼう」の家は8つの部屋で構成されます。部屋ごとに展示物には特徴があり、趣味やしつらえも異なる様子に気づきます。
大どろぼうの家の主は1人ではなく、たくさんいるのでしょうか?
※画像はイメージです。実際の配置・建物形状が一部異なる場合がございます。
撮影:髙橋マナミ
【緑の回廊】
江戸時代に浄瑠璃や歌舞伎などで演じられた伝説的な大どろぼう「石川五右衛門」、かのモナ・リザを盗んだ男として知られるイタリアの「ペルージャ」。ドイツの児童文学作品でコショウピストルを響かせる「ホッツェンプロッツ」、絵本でお馴染みの「すてきな三にんぐみ」。ラテン語で泥棒の異名をもつ恐竜「ラプトル」まで。大どろぼうから依頼をうけたという設定で、イラストレーターの伊野孝行が、古今東西の大どろぼうの肖像画を15点、ユーモアたっぷりに描き、回廊を飾ります。
「すてきな三にんぐみ」
Copyright © Tomi Ungerer Estate and Diogenes Verlag AG, Zurich
【青の応接間】
大真面目な大どろぼうは、建物や鍵の構造、警備システムの抜け道、身体の可能性の追求など、様々なことを本から学びました。応接間の本棚には蔵書がずらりと並び、変装道具も飾られます。目を凝らせば、大どろぼうが引退を決めた理由にも気づくかもしれません。「青の応接間」のディレクションは、ブックディレクターの幅允孝が担当します。
※画像はイメージです。実際の配置・建物形状が一部異なる場合がございます。
撮影:髙橋マナミ
【赤の隠し部屋】
祖父、父、孫の3世代が集めたどろぼうに関する大量の資料やグッズ、絵本が並びます。
※画像はイメージです。実際の配置・建物形状が一部異なる場合がございます。
撮影:髙橋マナミ
【白の小部屋】
酒井駒子、さくらももこらの美術品コレクションが展示されています。
※画像はイメージです。実際の配置・建物形状が一部異なる場合がございます。
撮影:髙橋マナミ
【銀の庭】
宇宙にあこがれていたロマンチストの大どろぼうが、谷川俊太郎の訃報を聞き、宇宙や星をめぐる15の詩を盗み出し、庭を飾りました。谷川俊太郎の詩の朗読と谷川賢作による音で構成するインスタレーション「銀の庭」です。
※画像はイメージです。実際の配置・建物形状が一部異なる場合がございます。
撮影:髙橋マナミ
【黒の壁】
暖かい家を作るためにカラスが集めた片方だけの靴下コレクション
【トリコロールの廊下】
引退を決めた大どろぼう。後継者を育てるための絵本を作ろうと考え、著名な絵本作家を盗み出すことにしました。ヨシタケシンスケさんに白羽の矢を立てた大どろぼうは見事にヨシタケさんを盗み出し、「どろぼうを育てる絵本」を描く指令を出します。ところがヨシタケさんは予想を裏切る絵本を作り、大どろぼうを感服させました。展覧会では、大どろぼうのコレクションのひとつになった、絵本の原画を展示します。ヨシタケさんが絵本に込めたメッセージとは?
かもしれない新聞(2025年4月1日、ブルーシープ発行)
※画像はイメージです。
撮影:髙橋マナミ
【光の蔵】
大どろぼうの家の奥にある「光の蔵」には、大どろぼうの偏愛品やガラクタが大切に展示され、さらにはどろぼうを目指す子どもたちが訓練に励むどろぼうジムがあります。赤外線が張り巡らされたお宝に、来場者は近づくことができるのでしょうか。空間のディレクションは新井風愉が担当しました。
※画像はイメージです。実際の配置・建物形状が一部異なる場合がございます。
撮影:髙橋マナミ
みどころ②展覧会を作る豪華キャスト
本展では絵本作家、イラストレーター、建築家、アートディレクター、映像作家ら各ジャンルから多数のクリエイターが参加します。
「どろぼう」をテーマに、新作の絵画やインスタレーション、体験型の展示が揃います。
「大どろぼうの家」制作 参加クリエイター
・名久井直子(アートディレクター)
ー会場アートディレクション
・嶽まいこ(イラストレーター)
ービジュアル制作
・張替那麻(建築家)
ー会場デザイン
・伊野孝行(イラストレーター)
ー「緑の回廊」肖像画制作
・幅允孝(ブックディレクター)
ー「青の応接間」ブックディレクション
・谷川賢作(編曲家・ピアニスト)
ー「銀の庭」演奏・朗読
・ヨシタケシンスケ(絵本作家)
ー「トリコロールの廊下」絵本描き下ろし
・新井風愉(映像作家)
ー「光の蔵」ディレクション
みどころ③ 4冊の関連書籍と、オリジナルグッズをミュージアムショップで販売
4冊のどろぼう書籍
①『まだ大どろぼうになっていないあなたへ』
著・ヨシタケシンスケ 訳・大どろぼう(佐藤亜子) 1,320円 (税込)
大どろぼうに盗まれたヨシタケシンスケが描いたどろぼうの絵本。
②『谷川俊太郎詩集 星たち 大どろぼう選』
詩・谷川俊太郎 写真・前康輔 1,980円(税込)
大どろぼうが盗み出した谷川俊太郎の15の詩と、主人不在の家の中の撮り下ろし写真で構成。
③『大どろぼうの家 大どろぼう 文・絵』
文・草刈大介、永岡綾 絵・コジマユイ 1,320円(税込)
展覧会を構成する8つの部屋を描いた物語。
④『どろぼうたち 大どろぼう 編』
解説・鈴木智彦 絵・伊野孝行 1,100円(税込)
古今東西のどろぼうの紹介と、「人はなぜ、どろぼうに惹かれるのか?」を問う論考
*いずれもブルーシープ刊
グッズもどろぼう尽くし!
いままで日本ではほとんど作られてきたことがない、『すてきな三にんぐみ』『大どろぼうホッツェンプロッツ』のグッズが登場。こんなにたくさんのグッズが世に出るのは、本展が初!また、ヨシタケシンスケの新刊絵本から生まれたオリジナルグッズまで、「どろぼう」に関連するユーモアあふれる楽しいアイテムが多数並びます。
※画像はイメージです。実際の配置・建物形状が一部異なる場合がございます。
撮影:髙橋マナミ









