所蔵作品

雨田光平

雨田光平
  •  フランス等での約10年間にわたる滞欧生活を終えた雨田は1929(昭和4)年に帰国し「構造社」に所属。翌年、いち早く同展に出品した作品が「母と子」である。近代彫刻史家の笹谷澄雄氏は「例えばキュビズム的な面構成などを完全に自分のものとして、明瞭に分節されかつ統一的フォルムをもった完成作を作り上げたという点に、日本の近代彫刻史における雨田光平の真に先駆的な革新性があるのである」と語っているが、生涯を通じてフォルムの探求を第一義とした雨田が、その過程において、面のあり方を最も意識していた重要な時期の作品のひとつが本作「母と子」であると考えられる。

1893-1985

アマダコウヘイ

Kouhei AMADA

S-24

母と子

ハハトコ


制作年:1930
サイズ:W49.5× H 108cm
技 法:
材 質:ブロンズ
形 状:


カード番号(27)