所蔵作品

新道繁

新道繁
  • " 新道繁(1907~1981年)は三国町出身の洋画家である。1925(大正14)年に第6回帝展に初入選以来官展を中心に出品を続けたが、同時に独立美術協会など当時の前衛的なグループの展覧会にも出品するなど、独自の発表活動を行った。初期には風景や身近な人物を描いたが、戦後は穏健な写実を基調とした松の連作を発表し、「松の画家」と呼ばれるようになった。また1961年には松の連作で日本芸術院賞を受賞している。  なぜ松を描くのかという雑誌社のインタヴューに対し、新道は「松の亭々とした感じが好きです」と答え、さらに「要するに松をモチーフにして自分の生き方みたいなものを描こうとしている」と続けている。  パステル調で描かれた本作も、やわらかく詩情豊かでありながら、どこか孤高の雰囲気を漂わせ、新道自身の個性をよく反映した作品であると言える。"

1907-1981

シンドウシゲル

Shigeru SHINDO

O-2

マツ


制作年:1968
サイズ:80.3×100cm
技 法:油彩
材 質:キャンバス
形 状:


カード番号(42)