所蔵作品

伝 俵屋宗達

伝 俵屋宗達
  • 桃山~江戸初期の絵師。伊年、対青、対青軒と号す。生没年不詳。京都上層町衆の出身で、「俵屋」を屋号とする絵屋ないし扇屋を主宰、工房を擁し扇面画、源氏絵などを手掛けた。慶長7年(1602)平家納経の表紙・見返し絵を描き、慶長年間(1596~1614)にかけて嵯峨本の雲母摺下絵や光悦筆書巻の金銀泥下絵を手掛けた。元和7年(1621)京都養源院の襖絵・杉戸を制作。これと相前後して障壁画に主力を注ぎ「関屋・澪標図屏風」「風神雷神図屏風」など、おおらかな装飾的描写で中世やまと絵の近世的復興を成し遂げる。さらに寛永7年(1630)には後水尾院の命により「揚梅図屏風」など屏風三双、福井藩家老本多富正の依頼により「西行物語絵巻」を写す。また「蓮池水禽図」「牛図」などに代表される、たらし込み技法を用いた水墨画にも新境地を開拓、これらの絵画様式は後の尾形光琳などにも大きな影響を与え、いわゆる琳派の創始者として日本絵画史上に大きな足跡を残した。

不詳(桃山時代)-不詳(江戸時代初期)

タワラヤソウタツ(デン)

Attributed to Sotasu TAWARAYA

J-148

鬼との首引き

オニトノクビヒキ


制作年:17C.
サイズ:161×178cm
技 法:紙本着色
材 質:
形 状:二曲一隻屏風