下村良之介

下村良之介

• 大阪府生まれ。京都市立絵画専門学校で学び、1948年のパンリアルの結成に参画。初期は抽象絵画を描くが、1950年代半ばより描線によるモノクロームの世界に移行し、1960年頃より紙粘土を型押しした独自の技法を展開。制作過程は木工用ボンドと千本膠を混ぜたものを紙粘土とともに画面い定着、その上に薄麻紙をかけて手製の木型やペインティングナイフで形を整え、顔料で着彩するというもの。膠彩芸術を標榜したパンリアル美術協会の一つの表現の形である。

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