所蔵作品

  • 中国明時代末期から清時代初期(17世紀)に、景徳鎮の民窯で造られた焼き物である。五彩技法によるもので、古くより「南京赤絵」と呼びならわし、茶人や数寄者により賞玩されてきた。いずれも茶の湯で使用される器で、日本からの注文により造られた日本人好みの器である。焼物鉢や菓子皿として使用されてきたもので、四方形に松竹梅に柘榴や蘭といった吉祥モチーフを染付で描き、さらに赤や黄そして緑などで上絵を施す。全体に保存状態も良く、染付や絵の具の発色も優れた華やかな印象の器といえる。

-

H-132

南京赤絵四方皿

ナンキンアカエヨホウザラ


制作年:C.17
サイズ:縦19.2 横19.2 高4.3㎝
技 法:染付・色絵
材 質:磁器
形 状: