所蔵作品

  • 中国明時代末期から清時代初期(17世紀)に、景徳鎮の民窯で造られた焼き物である。古くより「古染付」と呼びならわし、茶人や数寄者により賞玩されてきた。茶の湯で使用される器で、日本からの注文により造られた日本人好みの器である。懐石で肴を盛る器として使用されるもので、膳の向こうに置かれることから「向付」と呼ばれる。柘榴をモチーフとした型作りの器である。大らかな造形と飄逸な絵付け、口縁部の釉薬の剥がれである「虫喰い」などが特徴で、それらは古染付の見所とされるものである。

-

H-129

染付柘榴向付

ソメツケザクロムコウヅケ


制作年:C.17
サイズ:各長16.7~17.0㎝
技 法:染付・色絵
材 質:磁器
形 状: