1870-1924
ヤマダカイドウ
Kaido YAMADA
J-472
セイリョクサンズイコウザンシュンランズ
制作年:1917
サイズ:185×73.4㎝
技 法:絹本着色
材 質:
形 状:一幅
"山田介堂(1869~1924)※は、福井県坂井市(旧坂井郡丸岡町巽)生まれの南画家。40代に水墨や青緑山水で自己の表現を確立し、京都画壇に重きをなした。大正6年(1917)に描かれた本作は緑青や、代赭、群青を多用し青緑山水を描き始めた40代後半のもので、画面左上には、中国北宋の詩人・蘇舜欽(そしゅんきん)が春の情景を表現した五言律詩―梅の花木が華やぎを加える深山の春霞がそのうち消え去り、やがて大きな夕日が目を楽しませてくれるだろう―が書かれる。ゆったりとした時間の流れを感じさせる、介堂の目指した詩画一体の境地がここにある。 ※介堂の生年は明治2年(1869)、もしくは明治3年(1870)ともいわれる"