所蔵作品

松尾芭蕉

松尾芭蕉
  • "           ばせを 「月きよし遊行のもてる砂の」 松尾芭蕉「月きよし」短冊 元禄2年(1689)の旧暦3月27日、『おくのほそ道』の旅に江戸を出立した46歳の芭蕉は、東北を経て北陸道を下り、8月10日ごろに越前に入った。そして吉崎、松岡、永平寺や福井などの名所や知人を尋ねて14日夕刻に敦賀入りし、17日近江に向けて出立するまで同地に滞在した。 本句は14日に気比神宮に夜参した際に詠んだ句。鎌倉時代に遊行上人第二代他阿が、自ら土砂を運んで参道を造成、以降、代々の遊行上人が同地巡錫の際、神宮に砂を運ぶ行事「お砂持ち」を踏まえたもの。 なお定稿は「月清し遊行のもてる砂の上」であるが、初案は「なみだしくや遊行のもてる砂の露」であり、本句はその再案である。数少ない福井ゆかりの資料として貴重。 "

寛永21年-元禄7年10月12日

マツオ バショウ

Basho MATSUO

C-13

「月きよし」短冊

「ツキキヨシ」タンザク

Poem by the Haiku Poet Basho MATSUO


制作年:17世紀
サイズ:33.0×5.8
技 法:紙本墨書
材 質:
形 状:軸装