所蔵作品

歌川広重(二代)

歌川広重(二代)
  • " 「諸国名所百景」は、二代・歌川広重によって、安政6年(1859)から文久元年(1861)にわたって発表されたもので、初代広重の没後すぐ、二代目を継いで間もない頃の作品である。  本図は当時美味として知られた、名産若狭鰈の天日干し作業を描く。所々の構図には、寛政11年(1799)刊行の『日本山海名産図絵』の挿絵と類似部分が見られることから、これを参考にして制作した可能性が考えられる。しかし、画面ほぼ中央に大きく配された柱、渡された竿、そしてつり下げられた鰈が形づくる複雑な構図は、作者自身の創意になるものであり、それが本図の見どころでもある。"

1826-1869

ウタガワヒロシゲ(2ダイ)

Hiroshige UTAGAWA Ⅱ

P-297

諸国名所百景 若狭かれゐを制す

ショコクメイショヒャクケイ ワカサカレヰヲセイス

Wakasa Flatfish, from the series "One Hundred Famous Views in the Various Provinces"


制作年:1859
サイズ:23.8×32.3cm
技 法:木版
材 質:紙
形 状:


カード番号(9)