牧野信之助
牧野信之助
- "拝啓左記御製品願度候が御都合伺上
候期限及び代價御一報願上候尤も代
價の如何ニ
関はらず御願申上度儀ニ候出来る丈
・・・
よく御作り願上度上紙あまりあつく
・・
ならぬ様むらの出来ぬ様希望致し候
○ ○ ○ ○ ○ ○
一、金箋(ママ)紙二尺ニ一尺五寸五枚 一、金箋(ママ)紙
三尺五寸二七尺(出来ナケレバ三尺三寸二
六尺五寸又ハ三尺ニ六尺 二枚)
期限は小の方ハ二、三月頃迄大の方
ハ四月初旬迄ニ願度候 この御返事
ハ滋賀縣膳所町
丸ノ内拙宅へ願上候 製品のおくり
先ハ荷造御完全尓願ひ「東京市小石
川区高田老松町
細川侯爵邸内 眞道黎明氏」宛ニ願上候
此前御尋ね之美術院の紙の愛好者ハ
左之如く尓候
✓東京市外(大)新(森)井宿根岸一四五〇 小
林古径○✓横濱市外東神奈川渡辺山
一七一七前田青邨
✓東京市外大森新井宿 川端龍子
〇小生當時在京中ニ候も両三日中滋
賀縣へ可ヘリ申す筈ニ候三月ニハ是
非福井の
方へ帰縣之つもり尓御座候 その後
紙注文只今如何ニ候や伺上候 草々
二月二日 牧野生
岩野様
尚々別紙封中可ねて御配慮之縣史
挿入写真見本出来候簡單の説明つけ
度一寸御記入の上御返し願上度右及
御依頼候也
※文中に棒線有り
"
1884/4-Sep-39
マキノシンノスケ
Shinnosuke MAKINO
C-38-572
牧野信之助書簡 美術院の画家を紹介する 154‐4
Letter from Shinnosuke MAKINO
制作年:1922年2月2日
サイズ:便箋27×16.7 封筒21×8.5
技 法:紙本墨書
材 質:紙 墨 インク
形 状:便箋1 封筒1