所蔵作品

冨田溪仙

冨田溪仙
  • "暑中御伺 ひ申上候 今年院の出 品ハ御地紙漉 図を揮毫中 二御座候 尤も現代風俗 でハ都合悪しく 候二付風俗ハ足 利中世斯の人 物本意ニ譯し 申候猶製紙 の規則的器具 等々の配置其 他二就而も畫的 功(ママ)果をもたら春 爲尓ハ多少の 不規則無理 等ハ避け難き 個所有之此點 ハ今より御了解 賜度念し居候 然しそれ尓しても 私としてハ他の 物を描いて(訂正:た)つむり でなく紙漉の 氣分の雅やか なる超俗を愛 した觀念より 發願したるもの ニ他なら須″候 何れ不日其写真 を撮り御贈り 申上度 更に過般の御 厚配を茲ニ謹 而奉鳴謝候    不宜 八月九日 冨田渓仙 岩野平三郎様    研(ママ)北 "

1879/12/9-1936/7/6

トミタケイセン

Keisen TOMITA

C-38-469

冨田溪仙書簡 院展出品作として越前紙漉図を描く 112‐40

Letter from Keisen TOMITA (1879-1936)


制作年:1928年8月9日
サイズ:巻紙19.7×160.3 封筒20.3×8
技 法:紙本墨書
材 質:紙 墨
形 状:巻紙1 封筒1