所蔵作品

冨田溪仙

冨田溪仙
  • "(追而書) 尚豫而念頭ニ有之候 先年御厄介相成申候御 寺院寄贈の観音二三揮 毫候も氣ニ入ら須゛此秋尓ハ是非自                信有之候 拝啓時下霖 雨御尊堂愈 々御清祥奉賀 候 先月来御惠投 被成下候麻紙 漸く頃日相試み 申候處至極妙 味有之唯今一寸 麻が少しく勝つた 方更に墨氣を 發揮春る乎ニ 存しられ候尚 此日佛畫を相 試み候處京都 美術倶楽部 尓て大的好評を 得申し候全く 貴台の御製紙 の御勵みの賜と 喜賀罷在候 七月上旬より都 合尓て美院 の出品ニ佛畫を 試み度存居 候ニ付若し御製 紙の御序手も ありきさ者゛御試 製賜度念し居候 猶別送の試み の鵜丁畫一点 御贈り申置候 但墨色試験 の巳ニ御座候      匆々 六月廿二日冨田渓仙 岩野平三郎様     研(ママ)北 "

1879/12/9-1936/7/6

トミタケイセン

Keisen TOMITA

C-38-468

冨田溪仙書簡 院展出品の仏画の料紙を求む 112‐39

Letter from Keisen TOMITA (1879-1936)


制作年:1928年6月22日
サイズ:巻紙19.5×137.5 封筒20.3×8.5
技 法:紙本墨書
材 質:紙 墨
形 状:巻紙1 封筒1