所蔵作品

冨田溪仙

冨田溪仙
  • "(鉛筆) 「就而ハ最初御製作の■ 薄口の紙今少々者所蔵有 之候得共他ニ送り度候ニ付     宜敷奉願候       草々」 拝啓 只今貴家へ贈 呈致春へく小包 上書致し居候處 へ洪水御見舞ニ 預り忝く候 御推察通り 菜園の八部(ママ)へ范(ママ)藍 致し候の巳尓て他ハ害 無之候草庵の 上下ハ床(河結(ママ)水)ニ進入致し 居候個所も有之候 も當方丈ケハ無疵尓 て隙り無之乍憚御 安緒(ママ)被下度候 右御贈り申上候畫 ハ種々の御製作の 試験紙沢山頂戴致 し辱なく気ニなり 居候處幸ひ大瀧 紙へ獅子猛進圖 試筆致し候ニ付 聊御禮の印まで ニ御贈呈申上候 次〈第〉ニ御座候 就而ハ頂戴仕候内 所(訂正)諸方へ廣告的 ニ贈呈致し置候 竹内栖鳳氏へも其 他鐵斎翁へは即 ニ先日申上置候如 く賛美致し居候 中々好評を博し居候 全く貴家の研究 的態度の賜と存 し候委細ハ不日御 入洛の節申上候得 共不取敢右御返 信申旁々拙畫御 贈呈御通知まで 如斯候 冨田溪仙 七月八日 岩野平三郎様 ※旧字体、合略仮名には〈 〉を付けました"

1879/12/9-1936/7/6

トミタケイセン

Keisen TOMITA

C-38-424

冨田溪仙書簡 洪水見舞を謝し、大瀧紙に「獅子猛進図」の試筆結果を報告 112‐7

Letter from Keisen TOMITA (1879-1936)


制作年:1922年7月8日
サイズ:巻紙2枚19.3×52 封筒21.5×8.4
技 法:紙本墨書
材 質:紙 墨
形 状:用箋(巻紙)2 封筒1