所蔵作品

冨田溪仙

冨田溪仙
  • "岩野様     冨田拝 拝啓 先般御光駕 の節欠禮仕却 而結構な御品 頂戴仕御厚 禮申上候 今度御送り被下 候紙正ニ落掌 ■■孰れも面白 さうな紙質ニ見 受け候其内試筆 可仕存し居候 裏付きの紙の質 興味を引き候 併し支那のセイ ロツべキハ二枚合 せニ候が下部の紙ニ 筆跡の其儘印す ることニ種々問題 と相成居候それ者 表具屋の質の悪い 者か二重ニ畫を使 用するとかニテ鐵斎 翁などハ殊ニ困り 居られ候併しそれハ 右の支那紙の事ニ候 貴製のものハ日本紙な れ者下部ニ影出ることも あの紙質なれ者なき 様ニ存し居候何れ後便萬々"

1879/12/9-1936/7/6

トミタケイセン

Keisen TOMITA

C-38-423

冨田溪仙書簡 重ね漉きの画用画紙に対する所見 112‐6

Letter from Keisen TOMITA (1879-1936)


制作年:1922年5月24日
サイズ:折紙32×26.4 封筒20×8.5
技 法:紙本墨書
材 質:紙 墨
形 状:折紙1 封筒1