所蔵作品

小杉放庵

小杉放庵
  • "志ばらく御無沙汰 此間は大いなる紙御送り下 され候いかなる紙やらん未だ封を開かず目下神宮 壁畫の油繪尓可ゝり居る為是をすまして可らゆつく りと水墨に遊びたくそれまでたのしみに致置き候さだ めしすばらしき料紙ならん 要件申上候 此度御大典を期志栃木縣出身画家 二十四人より那須野離宮に屛風の献上の相談あり それに要する大色紙四十八枚可き損じを見越して二百 五十枚最上の鳥の子を用ひたく御宅に御依頼仕度 候但し時日に余裕無之急に入用奈れどもまに合 はせていたゞけ可申や 至急御返事給はり度候         卅日    草々   岩野老兄几下     放庵生 鳥の子はドウサなし大色紙の大いさ に裁ちて 五百枚お送りを願ふわけ也 "

1881-1964

コスギホウアン

Hoan KOSUGI

C-38-200

小杉放庵書簡 御大典記念事業の那須の離宮に献上の屏風料紙を特注する 72‐17

Letter from Hoan KOSUGI (1881-1954)


制作年:1928年7月30日
サイズ:便箋27×19.2 封筒21.5×8.3
技 法:
材 質:紙 インク
形 状:便箋1 封筒1