所蔵作品

小杉放庵

小杉放庵
  • "御手紙を留守宅より 廻送し来り拝見 宮家へ御献納のこと 御光栄奉賀候 又三間四面の大画(訂正)紙 お作りの由いつも乍ら 御精進驚入申  候 土佐のカン    ■バス代用 の紙については小生在宅仕候はゞ御 送り申すべけれども 不在故分り可ぬるかとも思い又モハ ヤお間に合ふま じとも存候しかし、土佐の紙にもま だ研究の餘地 ありあれは作ることよりも先づ画家 に(訂正)との相談 を肝要とすべきかと思はれ 候 急ぐことはなし何卒 御ゆるりと御研究な され度御出京のおつ いでもあら者゛御立寄 り下されな者゛腹蔵 なく愚見も可申上 候 麻紙お送り  下され候由あり可゛    たく候あの紙    は実におも志 ろき紙に候つひ此間當地方の人より 画帖をたのまれ 宅よりわざ〳〵あの紙をとりよせて 試み申候先般 東京にて棲鳳氏に面會の節もほめて居ら れたり ます〳〵御努力願上候 来月初旬には帰京のつもりに候 草々 "

1881-1964

コスギホウアン

Hoan KOSUGI

C-38-185

小杉未醒書簡 画紙は作ることよりも画家との相談を肝要とすべき旨所感を述べる 72‐4

Letter from Misei KOSUGI (1881-1954)


制作年:1926年11月30日
サイズ:葉書2枚14.3×9
技 法:
材 質:紙 インク
形 状:葉書2