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イワノ ヘイザブロウ
Heizaburo IWANO Ⅰ
C-38-151
Letter from Heizaburo IWANOⅠ(1878-1960)
岩野平三郎和紙関係資料
岩野平三郎 寄贈
制作年:1936年5月14日 昭和11年5月14日
サイズ:便箋4枚23.5×19.5 封筒21.1×8.5
技 法:紙本墨書
材 質:紙 墨 インク
形 状:便箋4 封筒1
拝啓 御願の件早速御承諾を 賜り御禮申上候 扨大意と申ても 別ニ特別の事ハ御座なく候 一 昭和七(訂正:八)年十月福井縣を中心ニ大演 習御挙行の事 一 産業御奨励のタメ寒村僻地の我 等風情の工場を雲の上人が御台臨ニなり 岡本村の老若男女山川草木迠が<喜> び勇ミ申上たる事 一 両■宮殿下ニハ曽て紙の特産を御 記憶被遊 先年■殿下御慶事 の節 畏き辺りより御祝品の御 窻掛の下繪を大阪の菅楯彦画 伯可お勤申時ニ繪ハ■一枚紙ニして 紙ハ福井縣の岩野ニ命しよと御直 々ニ御下命ありし事 高松宮邸 よりも直接紙の御下命ありし事 一 昭和大禮の御時御屛風御用紙御 勤(ママ)製仰付られたる等 殿下御台臨の素因となしたるものかと 恐懼感激致居る事 祖先の遺業 の余徳ニて末世の村民可゛斯る光栄 ニ浴したる故ニハ一層奮励努力して 此の光栄ニ報し奉り祖先の名を恥 しめさる覚悟を以て此の記念を建て 反省の示(ママ)針となしたき事 右無学の小生可゛前後の識別もなく書き 申候 先生ニ於て御判讀被下右の如 く書きてもよきや否や等も先生御判断願上候 記念碑ハ郷土の記念碑ニて小生の建立春 る物ニ候へ共自家賞讃の言のなき 様ニ願上度候 清浦閣下より碑表記御惠与被下 候閣下より他よりの依頼ハ一切断る事 なれど 殿下記念碑ニ付老齢な可゛ら 依頼ニ應したりとの御親書を賜り恐縮致 居り候 右失禮を顧み須御願申上候也 岡井先生 昭和十一年五月十四日