所蔵作品

川合玉堂

川合玉堂
  • "拝啓愈御清適賀上候扨先 年来度々新製之美事なる 帋御送下され其都度何か相認 御目にか希度存な可らも果さ須 知らず々々年月を過こし常々 心にかゝり居候處此度もまた特製 の麻帋御送下され難有漸く本 日試作致候處一種の妙味これあり 破墨山水〈等〉に至妙と存候今少し楮? と麻の混和に御注意相成候てハ如何 やとも存せられ候へ共兎も角おもし ろ き紙と存候勿論製帋に就てハ全然 智識無之批評〈等〉出来可ね候へ共 今少し緻密なる質に相成候方一層 よろしき様に考られ申候水墨山水 二枚相試ミ候儘御送申上候御笑納被 成 下度候先年来屢々御送り下され 候紙も其うち何か御送致度存居 候も兎角着手の機を先し来り 居候始末に候先者乍延引御答禮 旁得貴意候草々頓首  六月七日 川合玉堂 岩野平三郎様 ※旧字体、合略仮名には〈 〉を付けました"

1873/11/24-1957/6/30

カワイギョクドウ

Gyokudo KAWAI

C-38-120

川合玉堂書簡 試作麻紙受領・楮と麻の混和に注文 47‐3

Letter from Gyokudo KAWAI (1873-1957)


制作年:1926年6月7日
サイズ:便箋3枚23.8×18.4 封筒21.3×8.2
技 法:紙本墨書
材 質:紙 墨
形 状:便箋3 封筒1