所蔵作品

川端龍子

川端龍子
  • "今度御漉き願つたもの 〇浸み可゛過ぎて  画くのに早い仕事を  しなければ成らない事  可゛■面白くあり      ません   ※挿図有(梅図)    (川端先生好みの分五十枚) 勝手な註(ママ)文を出しま春と漉くのに 御手加減がむづかしき事と存しま春 が 今度漉いて頂いたものハ別紙の如く 麻紙の強い味可゛出まセんので、遺憾 に 存しま春ゆへ此の紙と同質(少しも:見え消し)相 違なきものを御漉き被下るやう御工 夫願 度存しま春 何れかと云へば今度の分を見ますると白く 精製されたかのやうの感がありま春 可゛小生ハ 此の紙のやうに粗野の感じのある處に此の紙 特微(ママ)可゛あるやうに思ひま春れバ右 御含みの上 御漉きの程願上けま春               川端 紙見本       岩野様 "

1885-1966

カワバタリュウシ

Ryushi KAWABATA

C-19-005

川端龍子書簡 麻紙所見 50‐別置9 屏風1

Letter from Ryushi KAWABATA (1885-1966)


制作年:1935年6月2日
サイズ:
技 法:紙本墨書
材 質:
形 状:2曲1隻屏風