下村観山
下村観山
- 観山が大正4年頃に制作した「達磨」に酷似する作風であるが、落款等から比較すると、大正12、3年頃の制作と類推することができる。「達磨」に見られるように、本作も岩窟の中で面壁苦行を続ける達磨の像容そのものに静清と呼ばれる東洋的な気の世界を図化しているのであろう。技法的にも画面を立てて描き、絵具を自然に垂らす効果を試みている。
1873-1930
シモムラカンザン
Kanzan SHIMOMURA
J-119
制作年:1923~1924
サイズ:128×50cm
技 法:絹本着色
材 質:
形 状: