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所蔵作品
15代 大西清右衛門
15代 大西清右衛門
風炉(ふろ)は茶道具の一種で、席中で釜をかけて湯を沸かすのに用いられる可動式の炉で、材質や形によって様々な種類がある。本作はその内の朝鮮風炉といわれるもので、肩が張り、比較的長い三つ足を持ち、前後に格狭間透しの眉と、上部立上りに透かし紋が施されるのが特徴。ただし名前の由来は不明である。また釜は真形釜を取り合わせることを約束とする。本作は風炉を唐銅で。釜は石目や縮緬肌等を交えた荒れた肌に鬼面鐶付とし、唐銅の真形蓋に南鐐(銀)の虫喰模様の座と梅(茄子)の撮みを取り合わせている。伝統的な形式を踏襲しながらも華やかさのある作品となっている。なお、風炉裏面の十四代印について、当代清右衛門によると、十五代襲名後しばらく父の印を使用していたためとのことである。
1924-
H-64
朝鮮風炉
Tea Range
制作年:1965頃~1975頃
サイズ:高31.4
技 法:
材 質:唐銅
形 状:
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