松崎鐘美
松崎鐘美
- " 洋画家松崎真一の子息として生まれた松崎鐘美は、高校在学中の1966(昭和41)年、福井県美術展に初出品で初受賞し、以降連続5回受賞。同年の第34回独立美術協会展でも初入選を果たし、72(昭和47)年のNHK総合テレビ「美術界展望12人」の1人にも選出される等その活動は初期より注目を集めた。その後プロの画家として活動を始め、県内外で多数の個展を開催する一方、独立展への出品は約20回に及んだ。また県内のグループ展であるカカ斜展、究展、ベナール展に参加する等旺盛な活動を繰り広げ、90(平成4)年にはそれらの活動が認められ、福井県文化協議会文化新人賞を受賞。93(平成5)年には北電エルフ福井で「松崎鐘美の25年展」が開催された。さらに2004(平成16)年には自身の念願であった私設松崎美術館を開館したが、翌05(平成17)年6月10日56歳で死去した。
没後福井市美術館で開催された「松崎鐘美遺作展」では彼の画業を一望することができたが、抽象表現、具象表現、線や色面を多用した表現、モノトーン表現等多様に変遷した彼の画業の中でも、大胆な構図、カラフルな色面、繊細な線描写を用いて、モチーフをユニークにまたシニカルな視点で描いた本作「ヤング ギャル コンテスト」は松崎のもっとも充実した時期の作品であり、彼の独自性が感じられる作品といえる。"
1949-2005
マツザキカネミ
Kanemi MATSUZAKI
O-419
ヤング ギャル コンテスト
ヤング ギャル コンテスト
制作年:
サイズ:162.0×194.0
技 法:油彩
材 質:キャンバス
形 状: