所蔵作品

安田靫彦

安田靫彦
  • " 本作に描かれている人物は、室町時代前期の大徳寺の禅僧一休宗純と足利家の蜷川新左衛門である。一休は晩年、京都の近郊に別庵酬恩庵を構え、大徳寺と往復していたといわれている。この絵では、その方丈(住職の居室)で蜷川新左衛門と閑談している様子が描かれている。庭の枯山水の石組みは江戸時代初期に造られた方丈庭園を、一休の風貌については東京国立博物館所蔵の肖像を参考にしていると思われる。色彩が極度に制限され抑えられているのも、この清閑な情景を表現するのにふさわしい。  本作は靫彦が力を入れていた七絃会に出品されたもので、いくつかの重要な画集にも掲載された貴重な作品といえる。"

1884-1978

ヤスダユキヒコ

Yukihiko YASUDA

J-331

方丈閑日

ホウジョウカンジツ

Relaxing in the Hermit's Cottage


制作年:1937
サイズ:81.0×115.0cm
技 法:紙本墨画淡彩
材 質:
形 状: