所蔵作品

竹内栖鳳

竹内栖鳳
  • " 竹内栖鳳(1864~1942年)は明治、大正、戦前までの京都画壇をリードしたばかりでなく、その門下生から多くの逸材を輩出させるなど、教育者としての卓越した手腕も併せ持っていた。  本図は昭和12年、栖鳳73歳晩年の作であるが、この年栖鳳は初めて制定された第一回文化勲章を東京の横山大観とともに受賞し、名実ともに東西の巨頭となっていた。その円熟時代に描かれた本図は写生を基本としながらも、自らの得意とする省筆と淡い色彩をもってさらりと描かれている。銀潜紙の装飾性と相まったその瀟洒(しょうしゃ)な画風に、栖鳳晩年のこうした特徴がよく現れている。なお本紙は本県今立の紙漉(かみすき)師岩野平三郎(初代)が漉いた画紙が使われているが、岩野は「栖鳳紙」を制作するなど、生涯に渡り栖鳳の作画活動を支えたといわれている。"

1864-1942

タケウチセイホウ

Seiho TAKEUCHI

J-323

満林秋色

マンリンシュウショク


制作年:1937
サイズ:68.5×74.4cm
技 法:紙本著色
材 質:
形 状:


カード番号(28)