所蔵作品

曾我直庵

曾我直庵
  • " 8曲1双の屏風の大画面に、松の大樹と岩上で羽を休める一羽の大鷹を水墨画の技法で描いた作品。鋭いまなざしで周囲を見つめる鷹の姿は、鳥の王と呼ぶにふさわしい威厳にあふれ、金色の雲に映えて豪壮な趣を醸しだしている。  本図の作者曾我直庵(生没年不詳)は、桃山から江戸時代初めにかけての絵師である。越前朝倉氏の御用絵師であった曾我派の末裔といわれ、大阪を中心とする畿内で活躍、特に鷹の絵の名手として知られていた。  鷹の絵は特に武士に好まれた画題である。そして直庵の生きた時代は秀吉・家康といった天下人達が活躍した時代でもあった。その意味でも本図は時代の好みを色濃く反映した、作者の特徴がよく表れた一作といえるだろう。"

不詳(桃山時代)-不詳(桃山時代)

ソガチョクアン

Chokuan SOGA

J-317

松柏に鷹図屏風

マツカシワニタカズビョウブ


制作年:16~17世紀
サイズ:(各)153×370cm
技 法:紙本金地墨画
材 質:
形 状:八曲一双屏風


カード番号(3)