所蔵作品

池田雅彦

池田雅彦
  • " 1957(昭和32)年、福井市に生まれた池田雅彦は、金沢市立美術工芸大学美術科で彫刻を学んだ。  池田は、本作の制作にあたり、粘土で幾つかのエスキースを作ったが、材料として岐阜で仕入れた栃の大木が「く」の字に反っていたので、それをうまく作品に生かせないか熟考したという。幼いころから飼っていて親しみがあった鶏と、それを抱く子どもとの組み合わせはこうして生まれた。  池田は「作品を創るうえで最も大切にしているのは身近な風景である。さまざまな情報が入り乱れる現代においても本当に実感できることから作品にしたいと考えている」と語る。しかし、一貫して身近なものを題材にしてきたことから醸し出されるヒューマニスティックなあたたかみと、大木の造形を生かした圧倒的ともいえる量塊感が感じられる本作は、池田を代表する一点といえる。1997年の第61回新制作展新作家賞受賞"

1957-

イケダマサヒコ

Masahiko IKEDA

S-30

鳥を抱く子ども

トリヲダクコドモ


制作年:1997
サイズ:H 153×W 110×D 180cm
技 法:
材 質:木
形 状:


カード番号(57)