所蔵作品

原雅幸

原雅幸
  • " 一九五六年、大阪に生まれた原雅幸は、五歳から絵画塾に通い、小学生で油絵を学ぶなど子どもの頃から異彩を放った。多摩美術大学卒業直後より、内外の著名な画廊で個展を開き脚光を浴びるようになった。  日本の風景を題材とした緻密で写実性あふれる描写に、「写真ではないのか?」と誰もが、思わず口にする。しかし、写真のように描いたスーパーリアリズムとは異なり、原の写実は絵画としての質を手放すことはない。  原も「絵画にしかだせない永遠を生み出す真実の力を持っていると信じている」と語っている。  福井の寒村を思わせる雪の風景は、冬の空気のリアルな肌触りと同時に、絵画という形式を問い詰める厳しさを告げている。  原は九五年に当美術館の洋画展にも出品しているが、九八年には渡英し、今も異国の光と空気の中で新たなる「写実」に挑み続けている。"

1956-

ハラマサユキ

Masayuki HARA

O-281

樹間の雪景

ジュカンノセッケイ


制作年:1987
サイズ:80.3×130.3cm
技 法:油彩
材 質:キャンバス
形 状: